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「足のそば」に置く薬草 オウシュウヨモギ (Beifuß)

ヨモギ餅、ヨモギ蒸し、ヨモギ茶。

日本人にとって、ヨモギは特に身近に感じる野草なのではないでしょうか。

わたしも、小学校の行事で自分達で摘んだ若菜を使ったヨモギ餅作りがとても楽しかった記憶があります。その時食べたヨモギ餅の美味しさは今でも忘れることができません。今まで食べたヨモギ餅の中でダントツ一位に美味しかったヨモギ餅だったと思っています。

ドイツでも、ヨモギ(オウシュウヨモギ)をクリスマス用の丸ごとのガチョウやカモのお腹に詰めて焼く習慣があります。我が家では、クリスマス以外にもオウシュウヨモギを手で小さくちぎったものをスパイス用の空瓶に入れ、普段からチキンをローストする際に使ったりしています。

 

オウシュウヨモギ
オウシュウヨモギはローストした鶏肉やガチョウ肉によく合います。

キク科アルテミシア属のヨモギですが、わたしが調べただけでも日本には現在32種類以上のヨモギが自生しているようで、その中には絶滅危惧種のヨモギもいくつかあります。

その数多いヨモギの中でも、日本のヨモギとして名前が挙げられる頻度が高いと感じたのはカズザキヨモギ。これは本州から九州にかけて自生しており、一般的なヨモギとして私たちが見慣れているものです。

学名をArtemisia indica var. maximowiczii (Nakai) H.Haraといいます。学名にNakaiさんとHaraさんという、日本人っぽい名前が入っているのが気になります。(学名をArtemisia princeps Pampとする情報もありますが、ここは意見が分かれるところらしいです。ちなみにWorld Flora OnlineではArtemisia Princeps Pampはカズザキヨモギとは別植物としています。)

日本のヨモギは、かつてより葉を揉んで傷口に塗布したり、アイヌの人たちによって風邪や虫歯の治療、止血などに用いられてきたようです。また、お隣の韓国では、産後のケアにヨモギを中心とした薬草を燃やし、その蒸気と煙で下半身を温浴する「よもぎ蒸し」と呼ばれる民間療法があることは、最近日本でもよく知られていますよね。韓国にもカズサキヨモギが多く見られるとの情報も見つけたので、おそらく韓国でも一般的とされているヨモギはカズサキヨモギなのではないかと想像します。

カズサキヨモギの学名に日本語らしき音が入っている話をしましたが、そんな時、わたしはいつも日本鎖国中に長崎出島に訪れたドイツ人医師・学者のシーボルトの話を思い出します。シーボルトが自国にアジサイを紹介する際に、日本人の妻お滝さんに因んで「Otaksa」と学名に入れたというお話です。

その後、シーボルト事件で国外追放されたシーボルトはお滝や娘と離れ離れになってしまうわけですが、安政の開国後やっと長崎で再会を果たした際には、お滝のシーボルトへの想いは既に消えていたとか・・・。

この話は、お滝の孫、高子が71才になって長崎の郷土史家古賀十二郎に語ったとされる「山脇タカ子談」にあるそうですが、その信憑性ははっきりしたものではないようです。

でも、もしこの話が本当なら、この世の全てがそうであるように、人の心も、年月、全てが変わりうる、まさに「諸行無常」だなあとつくづく思います。お滝さんの場合はこの時代、混血の子供を育て、その差別と闘いながら母として何とか生き抜いていくために、変わらざるを得なかったのだと想像しますが・・・。

さてさて、シーボルト話で話が逸れてしまったのですが、ヨモギの話に戻ります。(いつもこうして次々調べてしまうので、本来調べたいと思うことから遠のいてしまうんですよね〜。笑)

ドイツで見かけるヨモギ類には、代表的なものだけでもいくつかありますが、最もよく見かけるものにオウシュウヨモギ(学名: Artemisia vulgaris)があります。日本のカズザキヨモギとは、見かけも違いますしその精油の成分も違うようです。

オウシュウヨモギは別名「ハーブの母」(Mutter aller Kräuter)と呼ばれ、妊娠を促したり、お産を軽くしたり、不規則で痛みを伴う月経を順調にするとされています。成分としては、揮発性油(主にカリオフィレン)、セスキテルペンラクトン、フラボノイド、クマリン誘導体、トリテルペンが含まれています。

オウシュウヨモギ
オウシュウヨモギ(Artemisia vulgaris)

 

セイヨウヨモギの花
オウシュウヨモギの花 アップ

不思議なことに、わたしの持っているアメリカの薬草専門書には、中国のヨモギとして日本や韓国で一般的なカズザキヨモギではなく、オウシュウヨモギ(Artemisia vulgaris)やその他のヨモギ類のQing Hao、Yin Chen Hao(日本語の名前がまだわからないのですが・・・)が紹介されていました。Qing Haoはマラリアに、Yin Chen Haoは肝臓機能に関わる病気や特に黄疸を伴う肝炎に効くとされ、それは2000年以上の歴史をもつとか。カズザキヨモギは見つけられなかったのですが、日本と韓国の近くに位置する中国でも、地理的に言ってカズザキヨモギが一般的であってもおかしくないですよね・・・。是非、漢方専門の方とお話をする機会があれば伺ってみたいです。

中国では、オウシュウヨモギは流産を防ぎ、月経の出血を減らしたり止めたりするために処方するとしています。

面白い点は、中国ではオウシュウヨモギが流産を防ぐとされるのに対し、西洋では生理を誘発するとされている点です。生理を誘発するとされる=堕胎剤にもなると考えられ、西洋では妊娠中の女性は控えるべきとされているんです。これって、全く逆の使い方ですよね。

このように、中国と西洋と比べると同じオウシュウヨモギの使い方が大きく矛盾しているところから、もしかしたら、治療の対象となる人種によって効果も変わってくる可能性もあるのかもしれないなあ、と思いました。(私個人としても、これまで試した中国漢方が自分にはなかなか効かないと感じて西洋の薬草に興味を持ったので、薬草の効果の現れ方に人種や個人差が大きく影響される可能性に関して、かなり気になります。)

婦人病に対する効能のほかにも、オウシュウヨモギは食欲、消化機能、栄養素の吸収を改善し、寄生虫の排除を促進したり、脂肪を消化されるのに必要な胆汁の流れを増加させるとあります。また、インフルエンザや風邪に時期に体を防御する力を高めることもできるとのことなので、この寒い時期に是非取り入れたい薬草ですよね。

お茶としての飲み方は、小さじ一杯の乾燥オウシュウヨモギ、或いは小さじ2杯の生のオウシュウヨモギに250mlのお湯を注ぎ、5分間蒸らして飲むと良いようです。

そしてもう一つ!

オウシュウヨモギのドイツ名はBeifußといい、直訳で「足のそばに」という意味なのですが、この名前にもオウシュウヨモギの更なる効能が隠されているんです!

その効能とは、その名の通り旅人がオウシュウヨモギをかかとに入れておくと足の疲れが取れるというもの。長い間ウォーキングで疲れた時、オウシュウヨモギを煮出したお湯に足を浸すと疲れが癒えるそうです。

また、オウシュウヨモギの歴史は、なんと紀元前1世紀にギリシャの医者が虫下しとしてオウシュウヨモギを使っていた記録まで遡るとされています。(鉄器時代には既に飲み物の味付けとして使われていたという説もあるそうです。18世紀後半には婦人用として作られたヨモギが入ったビールもあったようです。)

ドイツでは、1516年に「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」としたビール純粋令が制定されるまでに、それは様々な薬草で風味づけされた「ビール」と呼ばれる飲み物が存在していたようです。様々なフレーバーと聞くと、是非とも飲んでみたいと思ってしまいますが、衛生上、その質や安全性には疑問が残る代物だったかも。汗

今でも、時折インドのパーティーなどで自家製酒で死亡事故があったりするのをニュースで耳にしますので、きっとかつての自家製薬草ビールにも色々な問題があったのではないかと思いはじめました。しかし、ビールは発酵させ自然にできるもの・・・。近年のインドの事故の理由とはまた違うかもしれないなぁ。

ということで、まずは何故インドの自家製酒で人が死亡するのかを調べてみました。←またヨモギの話題からずれていきますね。

<結果>

インドの自家製酒の最大の問題は、衛生面というよりは、安価にアルコール度数を高くするために有害な工業用メタノール(エタノールとは違います)を混ぜることが原因とされるようです。戦後お酒が手に入りにくかった時代の日本にもそのような死亡事故があったとか。

かつての薬草ビールの時代に工業用メタノールが存在していたかすらも疑問ですし、そのころは意図的に有毒性の高い物質は混ぜられてはいなかったとは思うのですが・・・。そうすると、衛生面に疑問が残るぐらいで、今のインドの自家製酒と比べたら全く危険なものではなかったかもしれません。しかし、今も昔もズルをして稼ごうとする輩はいるはずですから、もしかしたらメタノールではなくとも、違った方法で危ないビールを作っていた可能性はありますよね。そもそも、少しでもアルコール度数が高いものを飲みたいという欲望は、人間にとって常にあるものなのでしょうか・・・。

ビール繋がりで色々調べていたら、かつてのハンムラビ法典にさえ「水で割増したビールを売ったものは溺死刑」とされる法律があったとされる話も見つけました。今も昔もズルをしようとする人たちは存在していたわけで、人間の性は変わらないものだなあと改めて思いますよねぇ。

さてさて、ビールに始まりアルコールについて話をしてきましたが、こうなると、オウシュウヨモギと同じキク科で親戚とも言えるニガヨモギ(Welmut, 学名: Artemisia absinthium )を使ったリキュール「アブサン」の話は外せなくなってきました。

ニガヨモギ(Artemisia absinthium)
近所で見つけたニガヨモギ(Artemisia absinthium) これ、私にとってはレアキャラです!

 

近所で見つけた日本のカズザキヨモギに近いタイプのヨモギ。でも、個人的には日本のカズザキヨモギより、少し全体が尖っている雰囲気があるとおもいます。
近所で見つけた日本のカズザキヨモギに近いタイプのヨモギ。でも、個人的には日本のカズザキヨモギより、少し全体が尖っている雰囲気があるとおもいます。

アブサンは、フランス語で「緑の妖精」とも呼ばれたニガヨモギや他の薬草を配合したリキュールのことです。専用スプーンに角砂糖を乗せ、水を上から少しずつ流して溶かしていくと乳色に変化するそうです。緑が美しく、妖精というと可愛らしいイメージさえありますが、実は、この綺麗なリキュールが中毒者を出す悪名高いリキュールだった時代がありました。

アブサンと専用スプーン    (画像 By Eric Litton – Own work, CC BY-SA 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=678224)

アブサンに使われるニガヨモギにはツジョンと呼ばれる毒素が含まれており、大量摂取すると錯乱、幻覚症状を引き起こすとされており、かの画家ゴッホも耳を切り落とすまでに至ったのはアブサン中毒だったからなのではないか、との逸話があるほど。

結局のところ、アブサン中毒は幻覚成分ツジョンによって引き起こされたのか、それとも単なるアルコール中毒だったのかは定かではないとされています。実際、ツジョン単体で中毒に至るにはニガヨモギを数十キロ摂取する必要があり、現在では当時のツジョンの毒性とアブサン中毒の関係性は疑問視されているそうです。

その頃のアブサンはアルコール度数が70%以上だったともされ、それを毎日飲むだけでも、ツジョンの影響抜きにしてアルコール中毒になっても全くおかしくなかったとのこと。その上、当時のアブサンには粗悪な密造品も多く、先ほどのインドの件ではないですが、有毒な工業メタノールや麻薬物質等、リキュールを緑色にするために人体に有害となりうる着色料や白く濁らせる化学物質が使用されていた可能性が高いとのこと。

そうなると、確かにアブサン中毒=ツジョン中毒と判断するのは尚早だったとするのも頷けます。

ちなみに、現在のアブサンのアルコール度数はかなり低くなり、もちろん有毒な物質を含まない様々な種類のものが手に入るようですので、機会があれば試してみたいなあと思います。

さてさて、これまでヨモギの薬草としての効能やそこに含まれる有毒な成分等をみてきましたが、一定数の人々がキク科アレルギーを引き起こしてしまう可能性と過剰摂取を避けなければいけない短所に気をつければ、ヨモギってものすごく優秀な薬草ですよね。

オウシュウヨモギだけがスポットライトを浴びていますが、日本のカズサキヨモギもヨモギの仲間なので、きっと効能自体も似ているだろうなと思っていたのですが、いくら調べても日本のヨモギは体を温める等以外には、薬草としての目立った効能をみつけられませんでした。なんとな〜!

ここでまた新たな疑問・・・。

もしかして、日本のヨモギはヨーロッパのヨモギに比べて効果が弱いから薬草としては効果が薄いとか??

ぐるぐるといろんなことを考えていたら、こんな情報をみつけてしまいました。

昭和の初め、日本新薬株式会社が輸入の虫下し薬に取って代わる薬を作りだそうと、虫下し薬の原料となるサントニンという成分を含む植物を求め日本中を探し求めたのだが見つけられなかったとのこと。(それまで日本では完全にロシアの虫下し薬に頼っていたそうです。)

その後、日本新薬株式会社はヨーロッパ沿岸に自生するStrand-Beifuß(学名 Artemisia Maritime ssp)というヨモギ(ドイツはほとんど見つからないようですが・・・)を苦心しながら国内栽培、そして虫下し薬の国産化を成功させたそうです。そして、その時に栽培されたStrand Beifußは栽培された京都の壬生に因んでミブヨモギと呼ばれるようになったそうです。

この話を知って、日本中を探し求めてもヨーロッパに自生するヨモギにはある成分がなかなか見つからなかったということは、やはり日本のヨモギはヨーロッパのものと比べ効能がマイルドなのかもしれない、と思いました。

実際、一般的に毒性があるアジサイをとってみても、中国四川省産のものからは毒が検出されたのに対し、京都産のアジサイからは検出されなかったと報告されたケースもあるようです。アジサイの場合、現状では品種や個体によって毒の有無や成分、含有量が違うのではないかとされているそうです。ヨモギにはアジサイほどの毒はありませんが、アジサイの例からみても、もしかしたら日本の薬草は一般的に効能が緩やかなものが多いのでは、と考えるきっかけにはなるのではないかと思います。

一般的に、植物はおのれの種の保存のため他の生物に食べられないようにするために毒性を持つとされていると考えられています。それを元に考えると、島国で鎖国もしていた日本には他の国から植物や動物が入ってきにくく、それゆえ自生していた植物が危険に晒される可能性も低く、植物自体それほど体を守ろうとする強力な成分が生成されなかったのではないでしょうか。だから、ヨーロッパ大陸の植物に比べて成分もマイルドなのではないかしら、と思うわけです。

今の日本では外来種が幅を利かせていますので、もしかしたら日本に昔から自生していたものの成分すら、それに対抗するように強くなっていたりするのかも!

実際、日本のヨモギの中だけで比べても、宮城県蔵王町のカズザキヨモギには他の日本のヨモギよりも機能性物質が多く含まれている、との東北大学での研究結果もあるようで、その理由として同じカズザキヨモギでも寒冷地域でゆっくり育つことが含まれる成分に関係しているのでないかとされているようです。この話からも、同じ種類の植物の成分が環境に合わせて変わっていくのは、なんら不思議なことではないような気がしますね。

もし植物専門の博士にお会いすることができたなら、是非この質問をしてみたいです。

<参考文献・サイト>
“Unsere Heilkräuter” by Dr. Ursula Stumpf
“Encyclopedia of Herbal Medicine” by Andrew Chevallier
“Der große Naturführer für Kinder – Tiere&Pflanzen-” by Frank und Katrin Hecker
“ヨモギの植物学と栽培” 木村正典 著 https://www.medicalherb.or.jp/archives/229459
“日本新薬ホームページ” https://www.nippon-shinyaku.co.jp/recruit/story/story01/
“一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)” https://www.japic.or.jp/garden/index.php?mod=detail&id=147
“体の不調を自分で治す 薬草図鑑” (マキノ出版ムック)
“四季の山菜 採り方と食べ方”  畔上能力 監修
“美しく恐ろしい毒物の世界!ビジュアル「毒」図鑑200種” 齋藤勝裕 著
“植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略” 田中修、 丹治邦和 著
“日本経済新聞” https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB16H45_Y7A110C1L01000/
“農業生産法人蔵王あすなろファームウェブサイト” https://shop.zao-yomogi.co.jp/view/item/000000000059
“レファレンス共同データベース(吹田市立中央図書館)” https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000156498
ハンムラビ「法典」中田一郎 訳 リトン (古代オリエント資料集成 ; 1)

「「足のそば」に置く薬草 オウシュウヨモギ (Beifuß)」への4件のフィードバック

  1. MOGUさん
    大変興味深く読んでます!同じくドイツ在住です。
    ヨモギで聞きたかったのは、ヨモギは、野原で取ってきたら、ヨモギ餅用に使えますか?
    日本だったら、出来るでしょうけど、いや~ドイツだとどうなのかなあ~?と思っておりました。
    ご存知でしょうか?

    1. Kiyomiさん、コメントありがとうございます!:) ドイツにお住まいなのですね!
      ドイツのオウシュウヨモギは風味が違うのでお勧めしませんが、日本にあるヨモギと同じ(ように)見える&香りがするヨモギはお茶にしたことがあります。今まだこうして私は生きているので(笑)日本のヨモギと変わらなく使えるものと考えていますが、ヨモギ餅にはまだしたことがありません。
      ヨモギには本当に沢山の種類があるようなので、実際にドイツに生えていて同じように見えても、日本のものと全く同じではないかもしれませんね・・・。
      参考になっていないかもしれず、申し訳ございません!

  2. 根拠を解りやすく書かれているので勉強になりました。
    まだ分からなかったことは
    ・オウシュウヨモギはヨモギ餅に使われているのか?
    ・ヨモギとトリカブトの見分け方を写真で見比べる
    ・インドの死亡事故の話で、トリカブトが間違って使われていたりはしないのか?
    ということです。
    調べてもエビデンスがしっかりした情報としてはなかなか見当たらないんですよね。

    1. さるさん、コメントありがとうございます。

      ・オウシュウヨモギはよもぎ餅に使えないわけではありませんが、薬草として風味が違うので日本のよもぎ餅を期待するとあまり美味しくないのではないかと思います。
      実際にドイツで試しにオウシュウヨモギでよもぎ餅を作られた日本人の方のブログを拝見したことがありますので、オウシュウヨモギをよもぎ餅に使う方はいらっしゃるようですね。
      日本でオウシュウヨモギをよもぎ餅に使う地域があるのか、はどうなのでしょう・・・。
      そもそも、よもぎはあまりにその種類が多いので「よもぎ」とその地域の人が呼んでいても、日本全国全体でそれぞれ違うヨモギを指している可能性もあるかと思います。

      ・ヨモギ(たくさん種類がありますが、ここでは日本で一般的なカズザキヨモギだとして)とトリカブトは、葉のつき方も違いますので、今一度植物辞典などで、茎の色、葉のつき方(これも専門的に種類が多数あります)、ツヤなどをよく観察してみると良いかと思います。一番わかりやすいものとしては、トリカブトには毛が生えておらず、ヨモギには葉や茎に毛が生えていることではないでしょうか。(ただ、これもヨモギの種類によって違うようなので注意です。)もし実際にトリカブトのような植物を見つけたら、それをむしりとったりすると既に手に毒がついてしまいますのでお気をつけください。

      ・インドの死亡事故は、私は個人的には薬草は関係していないと考えていますが、もし新しい情報があったら教えてください!現地に行ったら情報が入りそうですけどね・・・。:)

      そうですね。なかなかしっかりした証拠がない情報が多いので、全て自分の憶測を基本に証拠を取れる限りとっていく感じですよね。
      でも、わからないことが残っている方が楽しいのかもしれません。

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